エドウォーディアン ブラックレザー ティアードジュエリーボックス

テクスチャーのあるブラックレザーで覆われた、エドウォーディアンのジュエリーボックス。

古いジュエリーボックスでコンディション良く残っているのもは数少なく、さらにそういったものは、立派なアンティークとしてとても高価に扱われています。

こちらのジュエリーボックスは、これまで見てきたものの中でもトップクラスの作りの良さで、デザインもとてもユニークです。

ふたは180度まで開き、開いた状態だとトレイの部分が浮き立つような作り。
安定感のあるメカニズムの良いヒンジが用いられています。

グレーのベルベットで覆われたトレイには、ジオメトリックなアロー模様がデザインされ、リング用のステージと小さなコンパートメントがいくつもあります。

＊ リングの差し込み口にはクッション性はなく幅が広めで、細身のヘッドのないリングですと、穴の中に入り込んでしまいますのでご注意ください。

木製のボックスの表面はブラックのレザーで覆われ、トレーやインテリアのレザーはネイビーに近いカラーです。

ボックスのトップには、スターリングシルバーのモノグラムプラークがあしらわれ、全体の完成度を高めてくれる高級感のあるディテール。

モノグラムのエングレイヴもとてもクオリティ良く、プラークにはホールマークも入っています。
1913年のロンドン製であることが確認できますが、ジュエラーのマークははっきりと読み取れませんでした。

さらにロックには、クオリティの高さで知られるブラマー錠が使われています。
ブラマー錠は、イギリスの長老のロックスミスによって作られ、高価な家具などのみに使われていました。
そのことからも、クオリティの高いジュエリーボックスであることが伺えます。

ロックはカチッと閉まりますが、残念ながらキーは紛失しています。

出回っているものが少なく、実際には、ジュエリーよりもはるかに入手が難しいジュエリーボックス。
これだけ作りの良いボックスが、このコンディションで手に入ったことがとてもラッキーです。

大切なジュエリーを雰囲気良く収納してくれ、インテリアとしても美しいジュエリーボックスです。


スターリングシルバーのモノグラムには、細かな傷が見られます。
この年代のジュエリーボックスとしては、とても良好なアンティークコンディションです。

古いものの雰囲気をご理解頂ける方にお届けできればと思います。