ヴィクトリアン パールｘカットスチールイヤリング

アンティークパールとカットスチールの高級感あるイヤリング。

他のジュエリーの一部であったピースが、20世紀に入りイヤリングに仕立てられたものです。

カットスチールは、そもそもはダイヤモンドの代替品として、その輝きを模して作られたマテリアルで、1700年代から1800年代にかけて最も人気が高く、多くのジュエリーに用いられました。

こちらのイヤリングパーツのはっきりとした年代は分かりませんが、ヴィクトリアン以前であることは確かです。

グラスパールは、通常表面にコーティングが施されているものがほとんどですが、こちらは、空洞になった薄いグラスの膜の内側に、essence d’orientという魚の鱗で作られたパールのバーニッシュが吹きつけられた作り。

古いジュエリーのみに見られ、現代では目にすることが希少なパールです。

ひとつひとつ手でファセットが施されたカットスチールは、セッティングもすべて手仕事で行われていることが見て分かる作り。

キラキラととても可愛らしく輝くカットスチールは、ひとつひとつ表情も違い、アンティークならではの良さが感じられます。

スクリューもとても質の良いものが用いられ、艶やかなゴールドのトーンも高級感のある質感。

完成度高く、リアルジュエリーのような美しいアンティークイヤリングです。


良好なアンティークコンディションです。