アンティーク ジョージアン ロッククリスタル シルバーブローチ

立派なハイジュエリーとして扱われる、ジョージアンのシルバーブローチ。

1714年から1837年までの長い期間続いたジョージアン期。
ヴィクトリアンの産業革命が進む前のジョージアンジュエリーは、ジュエリー製作の工程のほとんどすべてが職人の手仕事によるもので、ひとつのジュエリーに費やされた労力、時間、スキルは計り知れません。

ジュエリーの製作方法もジョージアン前後で大きく違い、ヴィクトリアンジュエリーよりもさらに価値高く扱われる、希少なアンティークジュエリーです。

こちらのブローチは、ジョージアンのペーストジュエリー同様の作りですが、ロッククリスタルが用いられています。

ペースト同様にユニークなカットが施され、ボトムにはブラックドットが見られます。（ブラックドットについては下記リング記事をご覧ください。）

少ない凹凸で、立体感ある絡み合うようなノットが表現されたイルージョナルなデザインに、職人の技量をひしひしと感じるピース。

ロッククリスタルのウルウルとみずみずしい輝きも、見入るような美しさです。

デザインモチーフの曲線の雰囲気、クッションカットのロッククリスタルなど、現在では成し得ないジョージアンジュエリーのキャラクターが本当に素晴らしく、その魅力をカジュアルにファッションとして楽しんでいただけるブローチです。

本来は他のジュエリーの一部またはボタンなどのアクセサリーであったピースが、ヴィクトリアンの時代にブローチに仕立て直されています。
とても完成度高く、きれいに仕上げられていています。

ピンはCクラスプでしっかりと留まります。


ロッククリスタルに2箇所欠けがあります。
あまり目立つことはなく、よく見ないとわからないレベルです。

他、良好なアンティークコンディションですが、古いものの雰囲気をご理解頂ける方にお届けできればと思います。


ペーストジュエリーについて

ブラックドットペーストとは